民泊はまだ世間に広く浸透しているとは言い難く、また外国人利用者が多いことからトラブルに発展してしまうことがあります。
トラブルが多いと民泊を運営できなくなるような事態もありうるため注意が必要です。
本記事では、民泊によるあるトラブルをお伝えすると共に、それらを未然に防ぐ方法をお伝えしていきます。
民泊でよくあるトラブル
民泊は民家を宿泊施設として貸し出すことでインターネットの仲介アプリが登場して利用されるようになりましたが、日本においてはまだ理解が進んでいるとは言い難く、思わぬことでトラブルに発展してしまうことがあります。
ここでは、民泊でよくあるトラブルとして以下の3つをご紹介します。
- 設備を壊された
- 禁煙の部屋なのに喫煙された
- 騒音で近隣トラブル
設備を壊された
民泊では、宿泊者が快適に過ごして貰えるようさまざまな設備を設置します。
テレビやベッド、冷蔵庫など中には比較的高価なものもあるでしょう。
部屋で集まってパーティを開き、勢い余ったゲストが設備を壊すこともあります。
こうなると後々トラブルに発展してしまいかねません。
禁煙の部屋なのに喫煙された
また、禁煙施設として提供しているのにも関わらず、ゲストが喫煙してしまうことがあります。
喫煙されることで火事の原因になる危険性がある他、次のゲストからタバコの臭いについてクレームを受けたり、場合によっては壁紙が変色してしまったりすることもあるでしょう。
騒音で近隣トラブル
民泊でよくあるのが騒音による近隣トラブルです。
ゲストは基本的に旅行等で民泊施設を利用しており、夜中に遅くまで飲んで騒いだり、そうでなくとも深夜早朝のキャリーバッグの音がしたりすることでクレームにつながることがあります。
外国人ならではのトラブルも多い
観光庁のデータによると民泊利用者の83.4%が海外からの旅行者であり、民泊では外国人ならではのトラブルも多いです。
具体的には、以下のようなトラブルがよく見られます。
- 騒音で近隣トラブル
- ゲストが迷子になった
騒音で近隣トラブル
騒音によるトラブルについては先ほども出てきましたが、外国人旅行者が集まっているとよりうるさく、また時には怖く感じることがあるようです。
ゲストが迷子になった
民泊は民家の一室を宿泊施設として提供するものなので、ホテルのように目印がありません。
鍵を直接渡すようにしているケースでは、ゲストがなかなか施設を見つけられず、場合によっては駅まで迎えに行かないといけなくなることもあります。
トラブルを未然に防ぐには?
トラブルを未然に防ぐためには、事前の資料や情報提供をしっかり行う必要があります。
例えば、禁煙については事前に伝えるだけでなく、部屋の中に禁煙であることを表す張り紙を貼ると共に、喫煙が発見された場合にはハウスクリーニング費用を請求するなど取り決めするのもよいでしょう。
騒音については、宿泊前に早朝や夜間は騒音に気を付けてほしい旨を伝えます。
また。迷子になるのを防ぐためには写真や動画で道のりを解説すると共に、ネットにつながらないことを想定して、印刷できるようにしておくと共に、事前に印刷してもらう旨伝えておくことをおすすめします。
その他、備品の破損については民泊専用の保険もあるため不安な方は加入を検討してみましょう。
利用者目線で改善を重ねよう
民泊ではさまざまなことが原因でトラブルに発展する可能性がありますが、本記事を参考に事前に対策することはもちろん、実際に運用開始した後は、常に利用者目線で改善を重ねていくことが大切です。
例えば、迷子になることが多いのであれば、どこで迷うのかなど、1つ1つ検証するとよいでしょう。
そうした工夫を重ねてトラブルを未然に防いでいきましょう。