2018年6月15日の民泊新法施行にあたり、それまでAirbnbに施設情報を掲載するのに必須ではなかった民泊新法の届出番号や旅館業法の許可番号、特区民泊の認定番号が必須となりました。
本記事ではAirbnbでの登録手続きについてお伝えすると共に、民泊新法の届出や旅館業法の許可、特区民泊の認定について解説していきます。
Airbnbの登録手続き
過去、Airbnbを利用した民泊は旅館業法の許可を受けずに運営する、いわゆるヤミ民泊でも登録できてしまっていた時期がありましたが2018年6月15日の民泊新法施行後は許可を得た施設しか登録できないようになっています。
ところで、Airbnbに民泊施設を登録するにはどのように手続きするとよいのでしょうか。
ここでは、まずAirbnbに登録する手順をご紹介したいと思います。
Airbnbアカウント作成
まずはAirbnbにアカウントを作成し、ホスト登録します、
メールアドレスや氏名、生年月日を入力するなど一般的な登録と変わりません。
FacebookやGoogleのアカウント情報を利用して登録することもできます。
なお、18歳未満の方は登録できません。
貸し出す部屋を登録
貸し出す部屋の情報について、住所や特徴、宿泊料、ハウスルール、写真などを入力していきます。
届出番号を入力する
貸し出す部屋の情報を入力しおえたら届出番号を入力します。
民泊新法による届出か、旅館業法の許可番号、特区民泊の認定番号いずれかを取得しておく必要があります。
許可番号や認定番号については、申請中の入力については不正となります。
また、偽りまたは誤った情報の掲載は厳正なペナルティの対象になるとされています。
掲載開始
全てを入力し終えたら掲載が開始されます。
上記通り、現在Airbnbで施設を登録するには届出番号や許認可番号を入力しなければ掲載開始できません。
なお、2018年6月15日以前に許認可を受けずに掲載されていた施設については、2018年6月15日以降、届出番号や許認可番号を入力していないと掲載が停止されることになりまいた。
民泊新法の届出番号
Airbnbで物件を掲載するには届出番号を入力する必要があります。
届出番号を取得するには、以下の流れで手続きを進めます。
- 保健所に相談する
- 消防署で書類を提出する
- 管轄の清掃事務所に行く
- 民泊運営することを周知する
- 保健所に届出を提出する
民泊新法による届出ではICカードリーダーを使えば自宅からWEB上で届出することもできますが、ややこしい箇所もあるため保健所に相談しながら進めることをおすすめします。
保健所に届出を提出した段階で届出番号を受け取れるので、その番号を入力すればOKです。
旅館業法や特区民泊の許認可
旅館業法の許可や特区民泊の認定を受けることで掲載を開始することもできます。
それぞれ、許可申請については保健所や自治体(特区民泊の場合)に相談しながら手続きを進めていきましょう。
民泊新法による届出とは異なり、申請した内容について誤りがないか現地で立ち入り検査を受け入れる必要があったり、周辺住民への周知に関しては書類だけでなく説明会を開催する必要があったりと手間がかかります。
なお、これらの許認可については行政書士に依頼することで費用はかかりますが手続きを代行してもらうこともできます。
Airbnbで物件を掲載するには届出番号が必要
2018年6月15日以前には許可番号等なくても物件を掲載できていましたが、2018年6月15日以降については届出番号や許可番号がないと掲載できず、過去に掲載されていた物件についても掲載停止されています。
なお、届出番号等を取得する前に、施設情報を入力しておくことは可能です。
とはいえ、届出番号等がなければ掲載開始できないため、早い段階で手続きを進めていく必要があるでしょう。